第12回音楽教育ゼミナール(立教ゼミナール)ご案内(第一次)


第 12 回音楽教育ゼミナールは,「2本立て」のプログラムです。

A:英語で研究を海外に発信しよう! 
B:最先端の授業研究を学ぼう! 

◆開催日: 平成 25 年(2013 年)8 月 24 日(土)~25 日(日)
◆会場: 立教大学

第 12 回音楽教育ゼミナール(立教ゼミナール)は,AB2本立てのプログラムが設定されています。国際的に開かれた若手研究者を支援する「英語で研究を海外に発信しよう!」と,実践者と研究者がともに学び合う「最先端の授業研究を学ぼう!」です。2本のプログラムの趣旨や概要は下記のとおりです。学校や保育等の現場にかかわる実践者,若手に限らない研究者,音楽教育を学ぶ学生,あるいは他専攻の学生‥‥どちらかのプログラムを選び,ふるってご参加ください!!なお,詳細なスケジュールや参加申し込みの手続き等につきましては,学会ホームページや4月に立ち上げるゼミナールホームページでお知らせいたしますのでご覧ください。


A:英語で研究を海外に発信しよう! 

国際交流委員会では今回のゼミナールを充実した内容にするために,非英語圏の研究者が国際学会で発表する際にどのような不安があるかを約 1 か月間モニタリングしました。その結果,ライティングを含めたアカデミック英語の使い方,プレゼンテーションの構成,質疑応答時の対応,休憩時のコミュニケーションなどについての不安が多く寄せられました。今回のゼミナールではこれらの不安を解消すべく,1 日目は非英語圏出身で英語での発表経験が豊富な研究者に英語で発表することの意義や楽しさについてお話し頂くとともに,参加者からの質問について時間をかけてディスカッションすることで少しでも英語への苦手意識解消につながれば,と考えています。
また 2 日目は,柴崎かがり委員(Roehampton University)に協力頂き,参加者の研究内容を実際に持ち寄り,それらを英語のプレゼンテーションに仕上げるまでのワークショップの開催を予定しています。


B:最先端の授業研究を学ぼう!

講師:河邉貴子(聖心女子大学),藤江康彦(東京大学)
前回の神田ゼミナールの成果をさらに発展させるために,「授業研究」をはじめとする様々な実践研究に役立つ情報の交換,研究方法の追究を目指します。「最先端」と銘打ってはいますが,流行の手法を追うばかりではなく,貴重な実践研究の事例から授業研究の在り方を問い直したり,方法論を学んだりすることが眼目となります。内容は,講師による2つのレクチャーと音楽科授業研究の実践から構成されます。河邉貴子氏のレクチャーでは,基本的な理論を踏まえるドキュメンテーションの蓄積に関して研究が進んでいる保育のフィールドの研究事例を紹介いただきます。藤江康彦氏のレクチャーでは,授業研究の動向や質的研究の方法論などを学びます。音楽科授業研究の実践では,小学校の音楽づくりなどの実際の授業を取り上げ,ディスカッションやグループワークを展開します。音楽科の授業実践から,またそれを素材としたディスカッションやグループワークを通して様々なことを専門や立場,年齢をこえて学び合いたいと思います。

ゼミナール実行委員一同

(今田匡彦・疇地希美・小川容子・柴崎かがり・水戸博道・石井ゆきこ・
今川恭子・権藤敦子・佐野靖・塚原健太・村上康子)
*新たに実行委員として塚原健太会員が加わりました。